| 京大映画部の演劇パートとして、1995年に旗揚げしたオリジナルミュージカル劇団。初代代表は安井誠寛。従来の日本のオリジナルミュージカルと言えば、例えば50年代の明るくハッピーなミュージカルのみを正統とみなし、ボーイ・ミーツ・ガールで最後は必ずハッピーエンドというのが多かった。（「オリジナル」といっている割には何の必然性もなく皆金髪で主人公の名前が「ルーシー」だったり。）要するに、言葉は悪いけど、ミュージカルなんてまともな男が見られるものではなかったと言うべきでしょう。でも、本場ロンドンでは、ＳＦミュージカルもあり、大河ドラマもあり、おちゃらけたロックミュージカルからシリアスな社会派までいろいろあります。つまり、ミュージカルは、総合芸術として極めて多彩な可能性をもつ演劇形態なのです。我々は、ミュージカルを狭い枠組みに押し込めるのではなく、それが本来もっている多彩 な可能性を探っていくことを目標とします。ロンドンミュージカル（「オペラ座の怪人」「キャッツ」「サンセット大通り」「レ・ミゼラブル」など）に影響を受けた第一世代の日本人に何が出来るか、がテーマです。 |
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