『有名人の日記2000年版』
第3回エキスポ演劇祭参加作品
作曲・脚本・演出=大野裕之
場所:大阪千里万博ホール
日程:10月7日(土)18.30
10月8日(日)17.00
料金:前売=一般1500円 大学生1000円 中高生500円
当日=一般1800円 大学生1200円 中高生500円
配役
大江(国立スパイ大学学生):吉田悠来
かれん(大江の恋人):榊阿希子
おとり(男性。大江の同輩。親友):中山拓
ねとり(大学院生。おとりの恋人):沖田文子
マルゲリータ(女性。大江と深い仲に):八田幸恵
らんち(男性。大江の後輩。のちに大江と深い仲に):伊藤恵一
岡田教授(国立スパイ大学。非常に猜疑心が強い):大野裕之
学長/新聞記者:高木夏子
ことり(大学院生):山下多恵子
さとり(大学院生):竹内充春
歌手:のむらしんいちろう
メッセンジャー1:後藤裕子
メッセンジャー2:ますだ美季
ensembles:服部有希 他
the Staff
作曲・脚本・演出=大野裕之
振り付け=ミス・イヴォンヌ、マキタ・キャロット、ますだ美季
オーケストレイション=ふむふむ、川口智士、内田祥彦、佐藤ノブ
照明=薄井めぐむ
照明補=三沢裕史
舞台監督=三沢隆志
舞台美術=大瀬藍、谷口千春
小道具=鴨谷敬史
衣装=榊阿希子
制作=中屋宏隆
名誉制作=みさちゃん
<概要>
国立スパイ大学エリート学生の大江は、さい疑心の強いスパイ教授である岡田教授のせいで、大学院進学もままならない。研究室内でつぎつぎと起こる怪事件。誰もが疑いあう狭い世界のなかでも大江とかれんの愛は可能なのか?
99年初演の際には「時間がない」「難解である」という理由などでカットされた冒頭の「スパイ女子大出身記者による劇団訪問記」を復活させ、完全版で上演された。
今回は、まったくの新人・中堅中心の配役が組まれ、主人公に吉田悠来、榊阿希子のコンビ、前回大野裕之が演じた準主役「おとり」を中山拓が演じた。今回初舞台の高木夏子が、重要な学長役を演じ、得意のソプラノで1500席の万博ホールにてソロ曲デビュウした。のむら、ますだ、後藤、大野らは脇役にまわった。役者の三沢隆志が舞台監督をつとめるなど、それぞれが普段の持ち味とは違う役に挑戦した。(あ、大野の役柄はいつもと似ていたかも・・・)
230万円もの大予算と、客演、外注など、劇団内外の総力を結集して作っ
た"GOODMOTHER"の後を受けての上演となったので、当然「"GOODMOTHER"よりいいものを作ろう」が劇団内での合い言葉となっていた。しかし、予算は"GOODMOTHER"の6分の1、すべて自前の制作、しかも新人中心のキャストで、それが可能なのか?メンバーたちはそれを可能とすべく、早くから練習し、一ヶ月前の合宿の時点で通し稽古が行われるという熱の入れようだった。
結果、この作品を見た東京の劇場主さんが、2001年の東京での演劇祭にわれわれを呼んでくれることになった。"GOODMOTHER"のときは本決まりではなかったので、この公演の成果として東京公演が決まったことになる。これは大変な成果であったし、われわれ劇団とっても便利として、自前のしかも新人中心の公演が評価されたということで、大きな自信となった。
練習した分だけダンスの揃い方、合唱のハーモニーなどは抜群で、劇団とっても便利のベストパフォーマンスのうちの一つにあげられる。
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